薬剤師の転職

薬剤師の転職ハウツーとは?初めての転職の流れと注意したいポイント

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薬剤師の転職ハウツー!転職の流れと注意点

何事にも初めてはあります。でも、情報なしでやみくもに行動するのと、事前に何をすればいいのか手順が分かった上で行動するのとでは、進み方やその後の満足度に違いがでますよね。

薬剤師の転職も同じ。

ということで今回は、薬局やドラッグストアに勤める薬剤師が初めて転職を目指すときの流れと注意したいポイントなどの薬剤師の転職ハウツーをまとめてみることにします。後悔しない転職のために活用してくださいね。

薬剤師として初めての転職!なにから始めればいいの?

転職するならまずは薬剤師の転職サイトに登録しよう!と思った方、少し待ってください。

薬剤師向けの転職サイトは登録すると、早くて数分後には転職エージェントから電話やメールがきます。その際に聞かれるのが、

  • 現在の就業状況
  • いつまでに転職したいか
  • エージェントとの面談が可能な日時
  • 志望する業界
  • 希望条件

などです。メールなら考えたうえで返信できますが、電話口でいきなり話すとなると必ず漏れがでます。
ですので登録前にまず

  1. なぜあなたが転職したいか
  2. どの業界に行きたいか、それはなぜか
  3. 通勤可能な距離・時間・交通手段
  4. 転職した3か月後、1年後、3年後どのような成長を遂げていたいか
  5. いつまでに転職したいか

この5点と、ご自身の「転職活動中にここは引けない!」という点を紙に書いて、目に見える形で整理しましょう。

これが、あなたの転職活動中の「軸」です。「軸」がないと活動中に転職エージェントからの誘導に乗りやすくなってしまい、気が付くと最初の希望と全く違う薬局・ドラッグストアに転職し、後悔することに繋がります。

また、転職活動中、この5点を見返すたびに、ご自身の状態を見返すきっかけにもなるので、転職サイトへの登録の前には、必ずこの段階を踏みましょう。
 

転職サイトに登録し、担当エージェントから求人を紹介された、どう選ぼう?

担当エージェントから求人を紹介される段階になると、対面式の面談の場合はその場である程度、面接に進む会社を絞らなければならない雰囲気になります。

例えば、

  • こちらの薬局さんなら今電話をかけて○○さんの状態をお伝えすれば、面接日を決められるかもしれません
  • 行きたい会社を絞ると、○○さんが把握されてなかった希望が見えてきますよ!

などあまり考える時間が与えられないことがあります。

でも、

与えられた求人は必ず持ち帰り自分で情報収集自分で調べられない点は担当エージェントに聞き取りを依頼しましょう。

エージェントにとって会社側はクライアント、求職者側は商品です。クライアントの分が悪くなる情報を求職者に与えることはありません。

  • 給与の目安
  • 残業時間
  • 昇給・昇格条件
  • 有給取得状況
  • 定着率

など自分では調べにくい情報は、担当エージェントを積極的に活用し、聞き取りを依頼しましょう。

ココがポイント

担当エージェントに不満を感じたら担当者を変えてもらいましょう

担当エージェントを信用して受け身でいると、次々に自分の本来の希望とズレた会社を紹介されます。また、求人を紹介された会社で気になったことを問い合わせても、返答しない担当者もいます。

担当者に不信感を持ったら、申し訳ない、気まずい、と思わず我慢しないで担当者の変更を希望しましょう。

担当者自身に希望してあやふやにされた場合は、現在登録している転職サイトの問い合わせフォーム等、担当者の上部に、理由と共に打診を。あなたに合うエージェントは必ずいます。


 

面接を受ける会社、何社くらいがいい?

薬局・ドラッグストアの転職は、書類選考は必ずといってよい程通ります。そのため何社選考を受けるかをあらかじめ決めておきましょう。

面接に行った各々の会社の印象が鮮やかなうちに転職する会社を決めるため、また回答期限の調整のため、面接は大体1~2週間に集中して受けることになります。

そこで考えたいのが面接に行く会社の数。

1社・2社だと比較対象がなくリスキーなので、せめて3社、余裕があれば5社の面接がおすすめです。3~5社面接すれば各々の特徴が掴めますし、週休二日に有休一日を足す等で調整すれば面接の日程も無理のない範囲で行えます。

ココがポイント

一日に受ける面接の数は2回までにしましょう。これ以上は各会社の印象が薄れるうえ、心身の疲労で判断の材料にならない面接になります。


 
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面接時の店舗見学、どこに注意して見ればいいの?

面接と店舗見学はセットで行われることがほとんどですが、面接は本社、見学は本社近くの店舗というように、見学場所と求人で提示されている配属先が違うことがあります。

その際は能動的に配属先での店舗見学を希望してください。面接担当者がどんなに優しくとも、自分の配属予定でない店舗の雰囲気が良くても、実際あなたが働く環境ではありません。日を改めての見学になる場合でも必ずあなたが働く職場を見ましょう。

なお、見学では

  1. 店舗周辺の環境(実際働くとなったら通勤しにくい環境ではないか)
  2. 従業員の顔が引きつっていないか、笑顔はあるか
  3. 疑問点を店長などに尋ねた際、エリアマネージャーや面接担当者、同行している転職エージェントを気にしていないか
  4. 服薬指導が高圧的でないか
  5. 休憩室は最低限清掃されているか

の5点にご自身が最低限職場に求める環境を加え、その部分を観察しましょう。

②については忙しい中見学させてもらってるのだから、顔が引きつってるのは当たり前では?と思うかもしれません。しかし大体の職場見学は休憩時間中や空いている時間帯に行われるので、そこで青白い顔の従業員や笑顔が皆無であれば、何かしら緊張感を強いられる環境ということです。また、自身の不満や怒りを隠せない人間がいる職場の時点で、その職場は既にイエローカード。

⑤の休憩室についても、汚いということは余裕のない店舗である証拠です。

ココがポイント

見学段階で違和感を感じるということは、あなたには会わない職場です。印象の残っているその日の内に、エージェントへ辞退を伝えましょう


 

無事に内定をもらえた、さて、どの会社に行こう?

面接と店舗見学の段階でここがいい!と思える会社に出会えた場合でも、他に選択肢がある場合は一度クールダウンしましょう。

この段階で、考えてほしいことは一つ。

転職活動を始める時にあなたが書いたリストに当てはまる会社かどうか?

です。初心に帰って判断しましょう。

ココがポイント

転職エージェントが先方があなたのことを高く評価している、というように自尊心を煽って選択を迫ることがありますが、それは営業成績のために煽っているだけです。焦らず自分の「軸」をしっかり持って選択しましょう。

どの会社も良かったな、あまり違いがなかったな····と決定要因がなくて迷っているときは、もう一度選考を受ける会社探しても良いのです。

せっかく内定を受けたのに····という尻込みも、また企業探しに選考か····という面倒な想いも分かります。担当者も、もったいないと渋るでしょう。

しかし、初めの段階から「軸」を持って活動してきたあなたが、どの会社もよかったという時点でどんぐりの背比べ状態ということです。似た環境、経験しか積めない会社間で比較しそのどれかに転職したところで、後々不満が出たとき、あちらにすれば良かった、と必ず後悔します。ここにしてよかった、と清々しい気持ちで思える会社に転職するため、もうひと踏ん張りしましょう。

もし内定を断った後に求人の紹介を渋られても、心配はありません。薬剤師用の転職サイトは豊富にあり、検討材料も無限にあります。周囲の意見に惑わされず、自身で「ここがいい!」という薬局・ドラッグストアを選びましょう。

確かにあなたは選ばれる側ですが、当然選ぶ権利もあるのです
 

転職することを今の職場にいつ伝えればいいの?

転職活動中、事前に今いる会社の社内規定で退職に必要な日数を確認しておきます。新しい転職先にはそれを加味した転職予定日を伝えておきましょう。

新しい職場が決まったら、次の日には必ず直接の上長(薬局なら店長)に、退職願と退職届を持参して伝えましょう。伝えにくい、と尻込みするとどんどん退職日が伸び、転職先への迷惑に繋がります。

いつ伝えても気まずいことに変わりはありません。必ず翌日に勇気を出して、はっきり報告しましょう。

転職先が決まったことを伝え、いつから転職予定かを伝えます。どんなにあなたが信頼を寄せる店長でも、話がいつどこで洩れるか分からず、洩れた先によってはこじれます。必ず転職先が決まった後で伝えるようにしてください。転職活動中に伝えると強烈な引き止めを振り切れないことがあるので要注意です。

引き止め実例

転職先を決める前に、2ヶ月以内に退職したい旨を店長に伝えたAさん。その後、エリアマネージャーやさらにその上から呼び出され、ついには同期にまで広がり引き止められることになりました。

辞めづらい上に辞めるまで針のむしろ、もし転職断念を選んでもそのエリアにはいづらくなってしまいました。退職届も握りつぶされたため、こじれた挙句どうなったかはご想像にお任せします。

数日たっても店長が上になかなか話を通さない場合、上長に話を通したが伝わらない、という前提を話したうえでエリアマネージャーなどのさらに上の上長に伝えます。

店舗ごとの人員配置もありすぐには難しい、と必ず渋られますが、人手不足はどこも同じです。それに流されるといつまでも転職できないので、希望の退職日を押し、必ず退職届を渡してください。

ココがポイント

上長と個別で話す際はボイスレコーダーで録音するようにしましょう。

もしもそれでも受け入れられない場合は、本社の人事部宛てに『退職のために必要な書類と店長・エリアマネージャーに伝えたが受け入れられなかった』旨を記載して郵送しましょう。

今の会社を退職し転職する権利はあなたのものです。周囲からの圧力に屈しないでください
 

「薬剤師の転職ハウツー!転職の流れと注意点」まとめ

▼転職サイトに登録する前に

  1. なぜあなたが転職したいか
  2. どの業界に行きたいか、それはなぜか
  3. 通勤可能な距離・時間・交通手段
  4. 転職した3か月後、1年後、3年後どのような成長を遂げていたいか
  5. いつまでに転職したいか

この5点とご自身の気が付いた転職活動中にここは引けない!という点を紙に書いて、目に見える形で整理しましょう。

▼求人から選考希望の会社を選ぶとき

与えられた求人は必ず持ち帰って自分で情報収集し、自分で調べられない点は担当エージェントに聞き取りを依頼します。依頼する情報例には次のようなものがあります。

  • 給与の目安
  • 残業時間
  • 昇給・昇格条件
  • 有給取得状況
  • 定着率

▼面接を受ける会社数

3社~5社を受けて比較。有休を利用するなどして、一日の面接回数は2回までに抑えましょう。

▼店舗見学

ただ「見る」のではなく「観察」する。必ず「配属予定の店舗」を見学しましょう。店舗見学のチェックポイントは以下の5点です。

  1. 店舗周辺の環境(実際働くとなったら通勤しにくい環境ではないか)
  2. 従業員の顔が引きつっていないか、笑顔はあるか
  3. 疑問点を店長などに尋ねた際、エリアマネージャーや面接担当者、同行している転職エージェントを気にしていないか
  4. 服薬指導が高圧的でないか
  5. 休憩室は最低限清掃されているか

▼内定確定後、転職先の最終決定

転職活動を始める時にあなたが書いたリストに当てはまる会社かどうか?を確認し、決定打がない、初めのリストと大幅にずれているときは、もう一度選考を受ける会社探しから始めましょう。

担当エージェントに不満・不信感を覚えたらどの段階であれ、担当者を変えてもらうことも必要です。

▼転職のため退職を希望することを今の職場に伝える

激しい引き止めを避けるために、必ず転職先が決まった後で伝えましょう。この時口頭だけではなく、必ず退職届と退職願を持参して提出する。退職希望日は規程に沿った日にちを選ぶようにします。


 
転職はあなたの人生の転機。一朝一夕にあなたに会う企業が見つかることはありません。また今の職場に退職の意思を伝える際や、その後の気まずい中での勤務には強い意志が必要です。

それらを乗り越えるのですから、ぜひあなたにとってより良い転職先に巡り合ってほしい、その願いを込めてこの薬剤師転職ハウツー記事を執筆しました。初めての転職の際、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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