薬剤師の転職

薬剤師の転職!実録・転職エージェントに流されない関わり方とは?

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薬剤師の転職 転職エージェント

この記事は、調剤薬局・ドラッグストアへ転職活動をしていて「薬剤師向け転職サイトへの登録を考えている」または「転職サイトに登録して動き始めている」みなさんへお届けします。

今考えている転職をあなたの人生におけるステップアップとするために、かつてみなさんと同じ立場だった転職経験者として転職エージェントに流されない関わり方をご紹介しましょう。

薬剤師向け転職サイトに登録する利点

効率よく転職するなら、転職サイトへの登録は必要不可欠!

仕事をしながらの転職活動は、すべて自分で調整しようとするのは困難。

  • できるだけ早く転職したい!
  • 初めての転職活動で何もかも不安・・・

そんな時に転職エージェントを活用することは多くの利点があり、効率の良い転職には必要不可欠といえます。
 

薬剤師の転職を成功に導く!多くの利点

薬剤師向け転職サイトの場合、登録すると、直後に電話やメールで、サイト運営会社のエージェントから面談のアポイントのため連絡がきます。

そしてその後、あなたに担当エージェント(以下担当者)が付くと、

  • 自身では探せない、高年収や高待遇の非公開求人が見つかる
  • 担当者が実際企業に訪問しているため、雰囲気や環境がわかる
  • 書類選考は、まず通る!面接に行くだけ
  • 内定のタイミングを合わせるよう、面接日を調整してくれる
  • 転職まで企業との直接の連絡はできないため、年収等の言いにくい要望をエージェント経由で言いやすい
  • 内定取得のためのサポートが豊富。例)職務経歴書や履歴書の添削、面接対策、面接時の同行、転職後の定着応援サポート

という、転職者に嬉しい多くの利点を享受できます。
 

薬剤師の転職
転職サイトは本当に良い点だらけ!?

なんだ、こんなに良いこと尽くめならとりあえず登録すれば安心だね!と思ったあなた。

ここで少し、考える時間を取ってください。もちろん登録し、実際転職活動に励むこと自体に問題はありませんが、覚えておいてほしいことが2点あります。
 

その転職活動はなぜ無料なのか?

ここで、このように豊富なサービスをなぜ無料で受けられるか考えてみましょう。

転職サイトを運営している企業は、ボランティアで転職希望者に手を差し伸べている団体なのでしょうか?いえ、営利目的で事業を行う、れっきとした企業です。

つまり、あなたは無料ということは、"求人を出す側の企業" が資金を出していることになります。

加えて、あなたが転職に成功し、その企業に就職した場合、新たに "成功報酬" が転職エージェントの所属する企業に支払われます。

簡単に言えば、あなたは「商品」、エージェントは「卸」なのです。
 

担当エージェントによって、あなたの未来が変わるかも

薬剤師の転職エージェントは企業の要望に合う求職者を転職完了まで導くのが仕事です。彼らも人間である以上個性は様々で、あなたと企業の要望が合致する求人を真摯に根気強く探してくれるエージェントがいる一方、企業の要望に合うからと、押し込みたい企業にあなたを誘導するエージェントもいます。

そして、この誘導してくるエージェントが、なかなかの強敵です。違和感を感じたら、拒否できればいいのですが····そのまま流されると、後悔する結果に繋がります。

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薬剤師の転職
転職エージェントに流されないで。7つの事例と反省点

ここでは、実際に誘導系エージェントに遭遇した7つの事例を、反省点と共にご紹介します。
 

事例1)え?口頭で10件以上紹介されても····しかも早口で聞き取れない····

対面面談式のエージェントではなく、電話やメールで対応してくれるサイトに登録した時の話。

登録直後の電話で担当者に転職希望時期・企業の条件等を伝え、翌日再度すり合わせのため電話面談することになりました。昼下がり、先方から掛かってきてすぐ応対するとーーー

挨拶もそこそこに、羅列される求人の山。その上早口でメモしきれない。慌てて止め、聞き取れない部分が多々あったため、もう一度ゆっくり繰り返してくれるよう頼むとーーー

「はい、分かりました。おすすめはこちらです。」勝手に3件、選ばれてしましました。

これでは困る、と先ほど説明された求人と詳細ををメールで送付するよう頼んだところ、渋られつつも承諾をもらいました。

ですが、届いた求人の内容、要望に合っていない企業が多かった····(情報の質は良かったのですが)。

▼反省点:情報は必ず、記録に残る形で残す!

後から客観的に判断できるよう求人情報は口頭ではなく文字で残すようにしましょう。


 

事例2)差し出されたのは、紙の束。今日でここから選びましょう??

こちらは対面式の面談で、希望条件に合う求人を担当者に探してもらうタイプ。

初めての面談当日、登録用紙に転職先に求める条件を記入し、担当者と面談。条件に合う企業を探してくれるとのことで、待つことしばし。ーーー

紙の束を持って再登場した担当者(何十枚あったのでしょう)。

そして言った言葉が「今日ここから、面接希望の企業様を選びましょう!」

はじめはたくさんの求人に胸躍らせても、それぞれのおすすめ点、環境など、多彩な担当者の言葉と求人情報に、どんどん混乱してきます。

一度持ち帰りたい、と申し出ても「ここで絞ったほうがこれから楽です」「自覚していなかった希望条件が見えてくる」「今日中に面接ご担当者様に連絡もできるので、面接も早まります」と頑な。

正直に「たくさん紹介してもらったのは嬉しいのですが、人生がかかっているため、じっくり検討したい」と伝え、なんとか解放されました。

そして帰宅し、改めて求人を見ると、規模や人数、就業予定場所など、担当者と会っているときには気づかなかった部分に目が行くようになり、わりと簡単に求人の取捨選択ができました。

▼反省点:情報量にごまかされない!

一度に判断できる物事には限りがあります。この場で絞らないと!という場の雰囲気に推されないようにしてください。主体はあなたです。


 

事例3)何だかやけにその求人推してきますね····?

気になる企業を絞っても、担当者が○○さんの人柄に合ってます、めったに出ない求人で・・・と数度勧めてくる企業があります。その企業は、初回面談でも担当者が力説してきた企業。

求人条件をみると、希望に合っていないのです。でも、こうプッシュされると気になるもの。面接に向かいましたがーーー

案の定違和感だらけでした。しかし、なおも推してくる担当者。自分にとってはただの徒労、面接や見学を受け入れてくださった企業様にも時間の浪費になってしまい、申し訳なかったです。

▼反省点:担当者からのおすすめはやめておこう!

求人という文面上で興味を持てなかった、ということは、その時点でご縁がないのです。


 

事例4)お願いした情報、いつくれるの?

転職活動を続ける中、自分で調べた中でも興味のある企業が見つかりました。また、担当者がくれた求人の中に、気になる点や詳細が知りたい点が出てきます。

そこで相談してみると、その企業の求人がでています、疑問点もすぐに先方のご担当者様に聞いてみます、確認次第詳細を送ります、と待つことーーー

1週間たっても2週間たっても返答がこないのです。疑問に思い、求人をもらえないのか、疑問点は聞いてもらえたのか尋ねました。すると、あの企業は○○さんに合わないと思います。頂いた疑問点はご担当者様不在で確認できていません。と臆面もなく言ってきます。

結果、それでもいいから面接に行きたいです、求人詳細ください、と強く主張し、自分で調べ興味を持った企業の面接を調整してもらいましたが、結局、担当者にぶつけた疑問点は確認してもらえないままでした。

▼反省点:問い合わせに対する担当者の返答が1週間以内になければ再度聞こう!

あなたの担当者の受け持っている転職希望者はあなただけではありません。数ある業務のうち忘れられているかもしれません。しかし、担当者でないとスムーズに聞き取れない情報もあるので、諦めないで。


 

事例5)選考を受けるなんて言ってない!興味を示しただけなのに

ある日担当者からメールが入ります。ーーー

「やりました、書類選考が通り、面接OKだそうです!」いえ、その企業の求人、早い段階で脇に寄せていました。

なぜ勝手に選考に進めたのか問うと「○○さんの人柄に合うと思って····ご紹介した段階でもいい反応だったじゃないですか」と言う担当者。会って1週間以内に人柄を把握できるわけないのに····。

結局かなり渋られましたが、お断りしました。

▼反省点:担当者からの「あなたに合うと思う」に流されないで!

その言葉は免罪符ではありません。強硬手段に出られても断わりましょう。その担当者はあなたをその企業に放り込むことしか考えていません。


 

事例6)一日に県越えの面接3社。頭がもう回りません····

どこも同じに見える、選考に進む決定打がない····と悩んでいると、担当者から「沢山みた方がご納得頂ける!」と言われーーー

流されて1週間で10社面接することに。1日に県を超え3社のことも····。1週間後にはもう、初めに面接を受けた企業の記憶が薄れている最悪の状況になります。これではせっかくの苦労も無駄、面接を調整してくださった企業も迷惑です。

▼反省点:とりあえず「面接に行ってから決めよう」は甘い!

薬局やドラッグストアへの転職はすそ野が広いため、とりあえず見てみよう!となりがちですが、あなたの体力・記憶力には限りがあります。
面接する企業の決定打がないなら、自分が転職でどう変わりたいかもう一度明確にしましょう。面接は、ここがいい!と思う場所だけに絞った方が結果良い転職ができます。


 

事例7)内定がきたけど、どこも同じに見えた····

面接先の企業の求める求職者像に大きな違いがなければ、薬剤師の場合、調剤薬局やドラッグストアの内定はほぼ取れます。しかし、事例6のように10社の面接を一気に受けたため、違いが分からない、ピンとくる企業がなかった····。という事態にーーー

担当者は言葉巧みに選択を迫ります。そこでも何とか断り、疲れでぐったりしているうちに回答期限となりーーー

なんとその日の夜、「せっかく受かったのに勿体ないと考えましたので、○○さんは体調を崩して期限まで回答できなかったことにしました!1週間延ばしてもらったので考えましょう!!」と担当者から連絡が入ります。ーーー

再び断るべく、担当者と面談。しかし、それまでの穏やかな雰囲気と違い冷ややか。ここで断るならどこに行っても同じです。等強い口調で選択を迫ってきました。その後どうなったかは、ご想像にお任せします····。

▼反省点:あなたが不信感を抱いている担当者と密室で会うなら、きっちり録音しておこう!

こちらの意図と転職エージェント側の意図はえてして違うもの。誘導系や押しの一手のエージェントには、言った言わないでトラブルにならないよう証拠を残しておくことも必要です。


 

反省点まとめ

  1. 情報は必ず、記録に残る形で残す!
  2. 情報量にごまかされない!
  3. 担当者からのおすすめはやめておこう!
  4. 問い合わせに対する担当者の返答が1週間以内になければ再度聞こう!
  5. 担当者からの、あなたに合うと思う、に流されないで!
  6. とりあえず面接に行ってから決めよう!は甘い!
  7. あなたが不信感を抱いている担当者と密室で会うなら、録音しておこう!

 

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能動的に自分を見失わずに転職活動しよう

恐ろしいことに、上記の事例はひとりのエージェントでの事例ではありません。薬剤師転職支援サイトの、何社かつ何人ものエージェントとの事例の集積です。

ですが、このような誘導系のエージェントではない、良質なエージェントも多くいます。おかしい、と思ったら、すぐに、担当者、それがだめならそのエージェントの所属する企業のお問い合わせフォームからでも、担当者の変更を希望したい旨とその理由を伝えましょう。

もしエージェントとの転職活動中、自分の意志と関係なく物事が進んでいると感じたら、今の候補である薬局・ドラッグストアを、以下3点の視点で眺めてみましょう。

  • ここに転職して今の不満は改善される?
  • 社風と合いそう?
  • その企業で1年後、3年後、10年後と、長期スパンで将来を描ける?

あなたの希望にすべて合う企業はなかなかありません。ですが、希望に優先順位をつけ、この3点を思い描けるなら、あなたにとってベストな企業を見つけることが必ずできます。
 
転職エージェントは、その活用方法を見誤らなければ、転職するあなたの大きな力になります。
 
良い関係を築ける担当者と出会うことができれば、これほど転職の上で心強いパートナーはいないでしょう。その関係づくりの一助として、この記事内容を活用してもらえたら嬉しいです。

 

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