薬剤師の転職

保険薬剤師、転職時期はいつがいい?~オススメの転職時期と切り出し方

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保険薬剤師、転職時期はいつがいい

保険薬剤師として働いて、早数年。年収アップやステップアップのためや、ライフステージの変化などから、転職を考えているあなた。

とりあえず転職サイトに登録して、数多くの求人を見たり、転職エージェントから紹介を受けていませんか?

実は一年の中でも、時期によって求人の質や量、転職後の研修やボーナス支給月などが変わってくるんです!

ここでは転職のタイミングによってどのような違いがあるのか、月ごとに見ていき、転職理由ごとにオススメ時期を探ります。その上で、現職への退職・転職希望の切り出し方・注意点についてもお話していきます。

あなたの目的にピタリと合った時期に転職活動をすれば、効率よく納得いく転職が叶います。ぜひ参考にしてくださいね。

保険薬剤師の転職時期
月ごとに比較!ベストな転職時期は何月?

ではまず、転職時期によって

  • 求人量
  • 転職先での馴染みやすさ

の3点にどのような違いがあるのか、を見ていきましょう。
 

1~3月:求人の量が最多、そのぶん質が△なものも紛れ込みやすい

求人の量は?

繁忙期のため、求人の量は多いです。12月のボーナス支給後にやめた薬剤師の穴を埋めるため、学期始まりの4月までの入職者獲得を目指し、薬局の採用活動が活発になります。

採用担当者が自社の求人を目立たせるために雇用条件を上げることも多いので、収入UPのための転職を目指す方にピッタリです。
 

求人の質は?

ですが、求人量が多い分、後述する7~9月に比べると質が悪い求人も散見されます。

たしかに繁忙期の人手不足を理由に、スピード感かつ好条件での転職は叶うのですが····。入職後に求人上の条件と異なる部分が少しずつ顔を覗かせ、後悔する転職になることも多い時期です。
 

馴染みやすさは?

馴染みやすさの点では、繁忙期なので現場はドタバタしていますし、殺気立っていることが多いので、あまりオススメは出来ません。
 

4~6月:求人数が少なく、新人教育で現場もバタついている

求人の量は?

新人研修や花粉症の患者さんが増える時期のため、現場は忙しくなく求人数が落ちます。

しかし転職のライバルも少ないので、じっくり求人を吟味したい方にはオススメの時期です。
 

求人の質は?

平均的な質の時期です。予期しない新人の脱落や、ライフスタイルの変化による退職者、8月以降の退職者の穴埋めのための余裕ある求人など、様々です。
 

馴染みやすさは?

新人研修と被るので、現場は当然そちらの教育でバタついています。馴染みやすさの点では「新人に混じって内規などを学び、積極的に馴染もうとできるか」、はたまた「周りは新人教育で忙しそうだから、分からないことを聞きにくい」と感じるかで、異なってきます。

人と馴染むのに時間がかかる方には、あまりオススメできる時期ではありません。
 
保険薬剤師、転職時期はいつがいい?
 

7~9月:求人の量・質ともに◎、馴染みやすさも◎

求人の量は?

一年のうちで一番、求人の量が多く、質も良い時期です。1~3月と同じく、8月のボーナス支給後にやめた薬剤師の穴を埋めるため、学期始まりの9月までの入職者獲得を目指し、薬局の採用活動が活発になります。

また1~3月と同様、採用担当者が自社の求人を目立たせるために雇用条件を上げることも多いので、収入UPのための転職を目指す方にピッタリです。
 

求人の質は?

1~3月と違うのは、求人薬局の質です。冬から春にかけては、忙しいですよね。インフルエンザに風邪、花粉症····。つまり、あえて夏の間に求人を出しているということは、計画的な採用活動ができている薬局である証拠です。

忙しい時期に求人を出している薬局の中には、人手不足解消のためにとりあえず年収を上げて求人を出し、後々ボーナス、昇進などで微調整····ということも少なからず存在します。

しかし、7~9月に余裕をもって求人を出している薬局であれば、将来を見据えた募集をしていることが多いため、比較的信頼できて安全です。
 

馴染みやすさは?

皮膚科中心の薬局などの一部を除き、一年で一番現場が落ち着く時期なので、転職後の馴染みやすさもピカイチです。
 

10月~12月:おすすめ度は一番低い。エージェントからのサポートが手厚い時期なのが◎

求人の量・質は?

質も量も、一年のうちで最も微妙な時期です。現場も徐々に忙しくなる時期ですよね。

一方、求人の量が少ないほど、転職エージェントも手が空いているので、手厚いサポートが受けられる、というメリットもあります。
 

馴染みやすさは?

10月~11月であれば、繁忙期が徐々に近づく期間なので馴染みやすさはあります。しかし、12月になると一気に繁忙期へ。

12月は非常に馴染みにくいので、遅くとも10月下旬~11月初旬までには入職し、ひと月ほどは同僚に慣れておきましょう。
 

転職理由ごとのオススメ時期

次に、上記を踏まえて転職理由ごとのオススメ時期を探っていきましょう。
 

上長クラスのポストを狙っている場合
オススメは1~3月・7~9月

上長クラスの求人は不定期に発生しがち

管理薬剤師やエリアマネージャーといった、上長クラスの求人。

これらは前任者が辞める、昇進するなど、ポジションに空白が出なければ新しい募集がかかりません。まずはその薬局内で適任者に声がかかる場合が多いでしょう。

ですので上長クラスの求人は時期に関わりなく、不定期に発生しやすいです。いつコレ!という求人がでても良いように、転職サイトに登録して定期的にチェックしたり、転職エージェントと良い関係を築いたりしておきましょう。
 

1~3月&7~9月は要チェック

上長クラスのポストを狙っている場合、要チェックの時期は求人の量が多くなる1~3月&7~9月です。この時期は前述したように、ボーナス支給後の離職から、上長クラスの求人も比較的でやすい傾向にあります。
 

収入UPを狙っている場合
オススメは1~3月・7~9月

現職のボーナスをもらった上で、転職先での収入UPも目指しやすい

 
採用担当者が自社の求人を目立たせるために雇用条件を上げることも多いので、収入UPのために転職を目指している方にピッタリです。この時期なら、現職のボーナスをしっかり貰った上での転職も可能ですよね。
 

面接時にボーナス支給日の区切りなど、転職先でのボーナスの条件を要チェック

転職先への入職のタイミングによって、転職先から初めてボーナスを貰える時期が変わる可能性があります。入職日が一日ズレただけで、初ボーナスまで2シーズン待つことになる可能性も。ボーナスの条件が煩雑な薬局もあるので、必ず面接時に細かく確認しておきましょう。
 

ゆっくり吟味して選びたいなら
4~6月・10~11月がオススメ

みんなが狙う時期は、焦って判断ミスしやすい

良い条件で、タイミングよく転職したい!というのは転職希望の薬剤師全員が思うもの。そのため、転職したい薬剤師が一斉に転職活動をしているのが1~3月、7~9月といえます。

なのでこの時期に選考先を迷うと、行動の早い他の薬剤師に内定を持っていかれる可能性が高いです。

また、転職エージェントも忙しく、吟味の時間を取ってもらえず、判断を急かされることもあります。そのため、焦って決めた薬局が自分に合った薬局じゃなかった、ということも起こりやすい時期なので要注意です。
 

ライバルの少ない時期を避けるのも戦略

ライバルの多い1~3月、7~9月を避ければ、焦って応募する必要はありません。

とはいえ、12月は繁忙期真っ只中。現場に余裕がなく、職場訪問の際に生の声を聞きにくいので、12月の転職活動はオススメしません
 

エージェントの手厚いサポートが欲しいなら
4~6月がオススメ

転職が活発な時期は、当然エージェントも忙しく、サポートの質が落ちる

1~3月、7~9月は、求人数が増えると同時に転職活動を始める薬剤師も増えます。なので比例して転職エージェントの仕事も増えていきます。一人のエージェントが同時に何人もの薬剤師の対応をするので、他の時期と比べるとサポートの質は落ちます。

求人についての疑問や先方との交渉のお願いをしても、エージェントが忘れてしまう場合も多々ありますし、内定先にゴリ押しされる可能性が高いのも、この時期です。
 

繁忙期以外ならエージェントに余裕があるので、じっくり向き合ってもらえる

一方、転職活動のピークが終わった後ならエージェントに余裕が生まれます。つまり、薬剤師一人にかけられる時間が増えるわけです。じっくり希望条件を聞き取った上で、求人を根気よく探してもらえ、かつ求人先に交渉もしてもらいやすいのでオススメです。
 

面接対策・履歴書の添削もしてもらいやすい

選考に不安があれば、履歴書の書き方や面接の指導も希望しやすく、時間を取ってもらえるのもこの時期ならではといって良いでしょう。
 

人間関係が不安なら
馴染みやすい7~9月での転職がオススメ

人間関係の問題で転職を希望している方は、少しでも新しい職場に馴染みやすい期間に転職したいですよね。

人間関係が理由での転職ではない場合も、職場は一日の大半を過ごす場所。職場でうまく人間関係を築けるかは、働きやすさに直結する重要な要因です。
 

7~9月は、12月~3月の繁忙期、4~6月の新人研修を抜けて、やっと訪れる安息の期間

一年のうちで一番職場に馴染みやすいのが、7~9月

繁忙期に現場に入ると、周りの同僚にも余裕がありません。必要なサポートを受けられず、職場が殺伐としている中、右往左往する羽目になることが多いのです。

特に12月~3月は、インフルエンザや花粉症の患者さんで繁忙期。4~6月は新人研修の期間なので、この期間も忙しい。でも7月以降なら、新卒も仕事に慣れ始め、周りの薬剤師にいくらか余裕が生まれてきます。

職場全体がクールダウンしてくる時期なので、疑問点は聞きやすく、雑談もしやすいので、馴染みやすさがピカイチです。
 

転職先のルールをしっかり学びたいなら、4月入社を目指し、選考時に新人研修に参加したい旨を伝えよう

大手ドラッグストア・薬局の一部では、4月に新人研修が行われます。

希望すれば、中途入社でも必要と思われる研修を、新人と共に受けられることもあります。例えば、レセコンの入力方法や、在庫管理のソフトウェアの使い方、内規の勉強です。

個々の店舗内だけでは、薬局全体の内規や、内部の人間なら当然知っているシステムについても分からないことだらけですよね。でも研修に参加できれば、安心して業務を始められます。

大規模な新人研修を行っている薬局に転職する際は、選考面接の際や入職前に「研修を受けたい」と理由・やる気と共に伝えましょう。社内調整が必要になるので、早めに意思表示しておくことがポイントです。
 
保険薬剤師、転職時期はいつがいい?
 

現職で転職の意思を切り出すときの注意点

ここまでは、一年を通した転職時期ごとのプラス・マイナス面、転職の目的別のおすすめの転職時期を見てきました。

最後に、現職に転職の意志を切り出すときの注意点を3つお話しておきましょう。
 

1. 繁忙期に切り出すことは避ける

繁忙期に転職を相談すると、必ず後回しにされます。繁忙期に入る前に転職の意思を示し、繁忙期中は精いっぱい努めると、誠意をもって伝えましょう。
 

2. 上長に一対一で転職の意思を伝える際は、ボイスレコーダーを使う

店長・エリアマネージャーなどの上長に一対一で対面して転職の意思を伝える場合は、必ずボイスレコーダーをポケットにひそませておきましょう。スマホアプリでもいいので、忘れずに。

あなたに余程問題がない限りは、かなり強弁に引き止められます。気をしっかり持たないと、流されて現職に留まることになりますよ(私も2例程引き止められたケースを見たことがあります)。

直接の上長で留められ、2週間経っても人事部に退職願い・届が渡らないこともあるので、必ず上長との言葉のやり取りは残してください。データがあれば、いつから転職を希望しているかの客観的な証拠になります。
 

直接の上長が1週間たっても上に報告していない場合は、上長のさらに上に申し出る

前述しましたが、直接の上長(店長)が転職系の書類を留めるケースがあります。その場合はさらに上の役職の人に退職を願い出ましょう。
 

「保険薬剤師の転職時期と切り出し方」まとめ

転職の目的によって、転職時期を決めよう

やみくもに転職するのではなく、転職の目的によって時期を考えれば、よりあなたに合う転職先が見つけやすくなります。

働きながらの転職活動は、大変です。スムーズな転職活動で、今のあなたにベストな職場に巡り合えるよう、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

 

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