薬剤師の転職

調剤薬局への転職!面接で何を聞かれる?~経験者が語る質問と対策

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調剤薬局の転職面接 質問内容

調剤薬局に限らず、転職活動で誰もが通るのが、面接。

初めての転職活動で、どんな質問がくるのか不安、面接では緊張しがちだから不安、どんな雰囲気なのか気になる、という方もいらっしゃるでしょう。

ということで、今回は調剤薬局の転職面接で聞かれる質問について、経験者として質問内容とその対策についてまとめてみることにします。

事前にどのような質問が多いか、どのような雰囲気かが分かれば不安感が和らぎますし、練習もできます。面接は得意、という方も、事前に面接の対策をしておけば、よりあなたの良さをアピールするための余裕が生まれますよ。

調剤薬局の転職面接の雰囲気・質問内容・対策をご紹介

20代で調剤薬局の面接を10社以上経験した筆者が、実際の面接の雰囲気、どのような質問が多いか、対策も合わせてご説明します。

面接時の情勢もありましたが、わたしは転職活動を行ったすべての調剤薬局様から内定を頂けました。なので、どのような対策で内定をもらえたか、という体験談としてもお気軽に閲覧ください。

調剤薬局に転職を希望するあなたが、当日安心して選考に臨むための参考にしてくださいね。
 

面接の傾向はそれぞれ違う。大まかな3つのタイプと内容

調剤薬局の転職の面接、と一口に言っても、新卒の時と同じで、薬局ごとに切り口は異なります。しかし、大まかに下記の3つのタイプに分けられます。

  1. 和やかな「対話」タイプ
  2. 企業の面接のような「きっちり」タイプ
  3. テストがある「実務能力も判断」タイプ

どのような選考を行うかも、経営理念などに関わる部位なので要チェックです。

では、3タイプについて細かく見ていきましょう。
 

和やかな「対話」タイプ

このタイプは、まず初めに数十分ほど担当者から、1対1や1対2で、企業の説明を受けます。その後面接に入りますが、担当者との距離が近く、面接というよりは和やかな会話です。

志望動機や転職理由なども会話の中でソフトに聞かれるので、面接で緊張しやすい方でも安心して受けられると思います。

ここがポイント!

このタイプの会社説明では社長や担当者の方が熱く情熱を語ってくれるので、数十分間「聞く」姿勢になります。

  • うなずく
  • 相槌を打つ
  • メモする
  • 気になる部分はスキマで質問する

など動きを見せて、受け身になりすぎないようにしましょう。退屈そうにするのはもちろんNGです。


 
調剤薬局への転職面接 質問と対策
 

企業の面接のような「きっちり」タイプ

全国規模であったり、親会社が大企業である場合に多いタイプ。面接担当者4人いたりするなど、就活を思い出す、きっちりとした面接が行われます。

「志望動機」「転勤可能か?」「前職でどんな仕事をしたか?」「企業理念についてどう思うか?」など細かく聞かれます。上がりやすい人は練習が必要です。

ここがポイント!

  • 企業理念
  • 転職理由
  • 前職の棚卸

などを事前にノートにまとめる、声に出すなどして、練習しておきましょう。


 

テストがある「実務能力も判断」タイプ

これは変化球タイプです。詳細は「試験がある面接の実体験」の項目で説明しますが、薬局独特のテストなので内容を知らないと当日かなり驚きます。

実際、わたしも転職エージェントからも知らされてない状態でテストを受けることになり、かなり動揺しました。

ここがポイント!

この場合は、実務能力に加えて

  • やる気と誠意を見せる
  • 分からない部分は分からないと言える

ことが大切だと思います。自信がなくても、とりあえず全力で取り組み、その後は担当者から勉強させて頂く姿勢で向き合いましょう。

どのタイプでも、うなずく、相槌、アイコンタクト、微笑み、背筋を伸ばす、など、自信のある行動を心がけてください。
 

自己分析、なんて大仰なものでなくていいけど、方針は立てておこう

次に、面接に向かう際の基本の対策をご紹介します。

「自己分析」といった大仰なものでなくていいので、

  1. あなたが前職・現職で得たものは何か
    思い浮かばなければ、期間で区切って自分の仕事をふり返る
  2. なぜ今、転職活動をしているか
    初めは正直な理由を書き、すべてポジティブに言い換えて頭に叩きこむ
  3. その薬局に転職したら、何をしたいか、数年後どうなっていたいか
    もっと知りたい部分が出たら、面接のときに質問しよう

という、仕事に対する過去・現在・未来を繋げて考えてみてください。それがあなたの「足場」になるはずです。面接に向かう際、足場が固まっていれば自信をもって受け答えできますし、面接官の目にも好印象に映ります。

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
 

あなたが前職・現職で得たものは何か?

まず、前職・現職の棚卸をしていきます。

新卒での入社から今に至るまで、頑張ったこと、成果があったことなど、”プラスの成長”で思いついたことをなんでも書いていきます。

思い浮かばない場合でも、必ず新卒時と比べてステップアップした部分はあります。就職してから一年単位、それでも思い浮かばなければ半年、一ヶ月単位と刻んでいき、自分の仕事内容、患者さんへの応対、普段の業務でのハプニングなどを思い出していきましょう。

ここがポイント!

業務でのハプニングは、その後に必ず修正や改善がされているはず。あなたの成長ポイントになっている可能性が高いですよ。


 

なぜ今、転職活動をしているか?

必ず聞かれる重要な部分です。まずは、とにかく書きましょう。この段階ではきれいな理由じゃなくてもいいです。ネガティブな理由でもOK!

次に、書き連ねた転職理由をポジティブ、前向き、綺麗事に言い換えましょう。そのポジティブな転職理由を、毎日見返し、頭に叩きこみます。元々書いた正直な転職理由は捨てるか、転職が終わるまでは封印です。

ネガティブな転職理由ばかりでは、それが正直な理由でも、この人と働きたい!とは思ってもらえません。それに加え、転職段階で前職・現職に前向きな捉え方が出来ていれば、その後も前職を引きずらずに済みます。負の感情から転職活動にいそしんでいる方も、まずは頭の中を「ポジティブ」にチェンジしましょう!
 

その薬局に転職したら、何をしたいか、数年後どうなっていたいか?

これを考えると、ぐぐっと気持ちも前向きになります。薬局のサイトを見ながら、この取り組みいいな!これやってみたいな、と思ったものをどんどんメモしましょう。

実際この取り組みはどれくらい行われているのか、など深堀する質問は、ぜひ面接のとき積極的に聞いてみましょう。担当エージェントに事前に聞くのもいいですが、面接のとき薬局の担当者に質問するのがオススメ。

快く熱心に答えてもらえる場合もあれば、あまり熱心に取り組んでいないようだな、と分かる反応が返ってくる場合もあります。せっかく面接で生の声を聞ける機会なので、ぜひ能動的に質問をしましょう。

また、いいイメージはいい結果を手繰り寄せるものです。ワクワクしながら、自分の将来ビジョンと面接する薬局を絡めていきましょう。
 
調剤薬局への転職面接 質問と対策
 

面接でよく聞かれる質問とその対策

では、よく聞かれる質問と、対策をご紹介します。

なんで薬剤師に?これからどんな薬剤師になりたい?

働く中、忘れがちになっている部分です。どの薬局でも聞かれたように思います。

大学生のときの夢に加え、新卒で入った会社で現実的な視点も持っているのが強みです。夢と現実目線を絡めて話しましょう。

例えば、元々○○が理由で在宅に興味があり、この技法が共有できればいいな、これをやってみたいと思うんですが、時間やコストが課題で····など。面接している薬局の事業や、これから進めようとしている業態と絡められればベストです。


 
なんでうちに?

事前にサイトやエージェントから薬局の情報を得て、ここが売りの薬局だ、入ったらこんなことしたい!と、薬局の特徴とあなたの将来ビジョンを結びつけておきましょう。

薬局の数は多く、ビジョンや業態が似ている、どれも一緒、と言われることもあります。しかし、意外と特徴は豊か。同じように思える業態や活動でも、薬局それぞれに「色」があります。

特徴が分からない時は、そもそもあなたに合っていない、あなたにとって惹かれる部分がない薬局なので、面接に行くこと自体やめておきましょう。


 
もともと薬局1本?

この質問には正直に答えて大丈夫。ただし、妥協の上で薬局への転職を考えている、といったマイナス面は出さないように気を付けてください。

企業など考えていたけど、やっぱり現場で患者さんと向き合いたい!といった、薬局で働くことへの熱意ある言葉を伝えましょう。


 
通勤大変じゃない?

やや通勤に時間がかかる薬局の場合は、ここが、その薬局にどうしても行きたい、という熱意のアピールポイントでもあります。

「問題ないです!」にプラスして、「〇〇がやりたいから苦にならない」といった言葉もプラスしましょう。


 
なぜ転職を希望?

先ほども書きましたが、ネガティブにならないようにしてくださいね。

ただし、ポジティブに言い換えても深堀されるケースもあります。例えば、ここだけの話だから····と掘り下げてくる場合。社内のことなので、あまり詳しくは言えません、と拒否しても、食い下がられることもあります。

でも、もしその薬局に転職しなければ、残るのはあなたの前職のうわさのみで、最悪前職の職場の評判を落としかねません。薬局業界は意外と狭いので、どのように前職に伝わるか分からないのです。数年後、思わぬ所であなたの不利になることもあります。

面接でネガティブ部分を聞かれても跳ね返せるように、前職の悪感情は捨てて臨みましょう。くどいようですが、転職理由は前向きな理由だけ伝えてくださいね。


 

深堀の質問や予期しない質問の対策

履歴書の空白期間、何してたの?
前職から面接まで数ヶ月空いている場合など、履歴書の空白期間は、掘り下げて聞かます。

日本では履歴書の空欄は好まれない傾向にあるのは、ご存知かもしれませんが、しつこいくらい聞かれます。筆者はせっかくの機会なので、長期で旅にでたり、集中的な資格取得に費やしました。

でも、空白期間が自分にとってステップアップになった、とアピールしたら、どの面接でも会話の糸口になりました。履歴書の空白は、後ろめたさは覚えずアピールポイントにしちゃいましょう。

ここがポイント!

ただし、企業への転職を希望する場合は、履歴書の空白はNGだと転職エージェントから説明されました。留学ならまだしも····という反応で、企業の求人紹介自体を渋られましたので、漫然とした「空白期間」はオススメしません。


 
〇〇ってどう思う?〇〇って知ってる?(突然振られる質問)

面接や、会社の説明の中で突然、意見を求められることがあります。

ぎょっとして、すぐには答えられないこともあるでしょう。求められる回答ができるか、不安になるかもしれません。でも、恐れず正直にあなたの考えを言って大丈夫です。

調剤薬局勤務を経験した方は承知の上かもしれませんが、職場は狭い人間関係になるので、取り繕って根本的な考え方が違う薬局から内定を受けても、辛くなるだけです。落ちたら縁がなかったと考え、正直に考えを話しましょう。

あまり詳しくない分野を質問された場合でも、焦らず知ったかぶらず「御教授ください」など、明るく答えましょう。


 

試験のある面接の実体験

 
ここでは突然、面接で模擬の服薬指導込みの試験を受けさせられた実体験、どう切り抜けたかをご紹介します。

社長からの薬局説明後、突然の試験が待っていました。転職エージェントに対し「えっ、聞いてない····」と恨み言がよぎりましたが、受けるしかありません。脂汗をかきながら、口頭で試験に答え、社長相手に模擬面接です。

その後は2時間ほど社長からダメ出しされ、それでも笑顔で「もっと勉強します!勉強になります!」と何度も返しました。

あまりのダメ出しに、落ちたな、と思いましたが、内定。

分からない部分は正直に言う、やる気を見せる、前向きな姿勢を見せるのが大切だと思いますが、事前に試験内容について、転職エージェントからの情報に加え、付け足しはないかなど、能動的に情報を求めましょう。受け身になると、このような事態に遭遇するかも····。

転職エージェントは、薬局ごとの質問傾向を把握しています。社長や人事部の人柄も分かっているので、積極的に聞いて対策をたてましょう!

 

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